予算
8+歳入ってくるお金と、使う・残すお金の予定を、支出の前に考えた計画。実際の変化に合わせて見直せます。
まず知っておきたいこと
予算は、お金の行き先を先に考える計画です。決めた期間の収入や今ある額から、必要な支出、自由に選ぶ分、貯める分などを整理します。すべてを使い切るための表ではなく、予備や保留の分も置けます。紙、容器、表計算や家庭のアプリなど、道具は一つに決まっていません。実際に使った金額の記録と、これから使う予定の予算は役割が違います。予定が変わったときは理由を確かめて直せるので、一度書いた数字を守るために必要な食事や安全を削るものではありません。子どもには本人が選べる少額から始め、大人の家計全体の責任を渡さないようにします。
例文
「誕生日の催しの予算は10,000円。何を大切にしたいか一緒に考えよう。」
親子で考えたい理由
予算を作ると、買えるかだけでなく、ほかの予定に必要な額が残るかを考えられます。ただし、家計の苦しさが計画不足だけで決まるわけではありません。所得、医療、住居費や家族の事情なども関わります。低い収入でも必ず貯められる、予算さえあれば将来が安心と約束することはできません。学びでは、本人が何を大切にしたか、予想と実際がどこで違ったかを話すことに意味があります。必要な出費を大人が支えたうえで、自由に選べる部分を示しましょう。きょうだいの残高や上手さと比較する必要はありません。計画どおり使った結果として残高が減っても、それだけで失敗ではありません。反対に、大きく残れば必ずよいということでもなく、もとの目的に合っていたかを振り返れます。年齢で一律に使える表や任せる項目を決めず、本人の理解を確かめて調整します。
家庭で伝えるヒント
架空の1,000円を、使う500円、貯める400円、任意の寄付100円へ分ける案を作ります。50・40・10で合計1,000円です。寄付をしない案なら別の割合も考えられます。次に使う500円の中で、ノート200円と遊びの追加分300円を予定した場合、同じ500円をもう一度別枠に足さないことを確認しましょう。実際にノートが180円なら20円が余るので、そのまま残すか他の予定に回すか相談できます。計画、実際の額、差の三つを書くだけでも十分です。毎週など短い振り返りの時間を設け、「今度は何を変えたい?」と本人に聞いてください。KidCashは設定したおこづかいを使う・貯める・寄付するへ分けて記録できますが、無制限の独自カテゴリーのびんを作る機能とは説明しません。細かい分類は必要に応じて紙などを併用し、同じ資金を二重に数えないようにします。
誤解しやすいこと
- 予算は何でも断るための表ではありません。大切にしたい使い道を選び、できることと今は後にすることをわかりやすくします。本人の楽しみも計画に含められ、選択に罪悪感を与える必要はありません。
- 予算はお金が少ない人だけのものではありません。金額に関係なく予定を整理する助けになります。ただし、収入や資産の違いを性格や努力の優劣に置き換えず、家庭の実際の条件で考えます。
- 予算は一度作って終わりではありません。実際の支出や事情と比べ、必要なら額、期間、目標を変えます。毎週または毎月など無理のない時期に確認し、変更を失敗と決めつけないようにしましょう。
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